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スマホ端末のドコモ版・au版・ソフトバンク版・SIMフリー版の違いは何?海外版は使える?

スマホ端末のドコモ版・au版・ソフトバンク版・SIMフリー版の違いは何?海外版は使える? 格安SIM・格安スマホ

「格安SIMに変えたいけど、どのスマホを選べばいいか分からない…」
「ドコモ版とかau版とか海外版って何が違うの?」

スマホの種類が多すぎて、頭が混乱しちゃいますよね。

今回はキャリア版(ドコモ・au・ソフトバンク)や国内SIMフリー、海外SIMフリーの違いや選び方について解説していきます。

著作者情報
このサイトの管理人

個人事業主として600台の中古スマホを販売し、またスマホ検定資格を生かしながら80組のスマホ料金削減をアドバイスしてきました。料金とスマホ端末、両方に精通しています。

スマホの「キャリア版」って何?ドコモ版・au版・ソフトバンク版の違いを簡単解説

「キャリア版」とは、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルみたいな大きな携帯会社が売ってるスマホのこと。

例えば、「ドコモ版iPhone 14」はドコモのショップで売られてるモデルです。

なぜこんな風に分かれてるのかというと、それぞれの会社が「うちの電波に一番合うように作ったよ!」って感じでカスタマイズしてるからなんです。

主な違いをいくつかみていきましょう。

違い1.電波のつかみやすさ(バンド)が違う

スマホが電波をつかむには、「バンド」という周波数が大事。

ドコモ、au、ソフトバンクはそれぞれ得意なチャンネルが違うんです。

(最重要は赤字)

キャリア 対応バンド
ドコモ
(ahamo、irumo、IIJmioなど)
Band:1,3,19,21,28,42(LTE)
Band:n78,n79,n257(5G)
au
(UQ mobile、povoなど)
Band:1,3,11,18,26,28,41,42(LTE)
Band:n77,n78,n257(5G)
Softbank
(LINEMO、Y!mobileなど)
Band:1,3,8,11,28,41,42(LTE)
Band:n77,n257(5G)
楽天モバイル Band:3,18,26,28(楽天モバイルプラチナバンド)
Band:n77,n257(5G)

■ドコモ版
バンド1、3、19が得意。19は「地方や屋内で強いチャンネル」。

■au版
バンド1、3、18/26が得意。18/26は「auの地方チャンネル」。

■ソフトバンク版
バンド1、3、8が得意。8は「屋内の強いチャンネル」。

■楽天モバイル版
バンド3と18が得意。楽天の電波とauのローミング用。

例えばソフトバンクの回線を利用する「LINEMO(ラインモ)」などの場合は「Band 1,3,8」に対応した端末がベスト(ソフトバンク版でもOK)ということです。

※対応バンドについては端末製造メーカーのサイトで確認すれば必ず対応バンドが確認できます。

iPhoneは対応Bandがかなり広いので全キャリアで動きます。

ドコモ回線の格安SIMならドコモ版じゃないと使えないの?

「ドコモ回線の格安SIMならドコモ版じゃないと使えないの?」って思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

上記で説明したように電波のチャンネル(バンド)が合えば、どのキャリア版やSIMフリーでも使えます

ただ、相性が良い端末を選ぶと「電波バッチリ!速度も快適!」になるので、対応バンドを確認しておくのがおすすめ。

格安SIMに乗り換える方は各公式サイトの「対応端末リスト」も必ず確認しておきましょう。

■LINEMO(ラインモ)
LINEMOの動作確認端末ページ

■楽天モバイル
楽天モバイルの対応端末一覧ページ

■ahamo(アハモ)
ahamoの対応端末一覧ページ

■Y!mobile
Y!mobileの対応端末一覧ページ

■IIJmio
IIJmioの対応端末一覧ページ

■UQモバイル
UQモバイルの対応端末一覧ページ

■mineo
mineo(マイネオ)の対応端末一覧ページ

違い2.SIMロックがある

キャリア版は最初、「その会社のSIMカードしか使えない」ようにロックされてます。これがSIMロック。

でも、解除すれば他社のSIMも使えるようになります。

例えば、ドコモ版をSIMロック解除すれば、au系の格安SIMでもOK!

通常中古などで売っているスマホ端末はSIMロック解除されている端末がほとんどです。

↓SIMロック解除済みなどと書かれています。
Simロック解除済端末

違い3.最初に入ってるアプリが違う(プリインストール)

キャリア版には、最初からその会社のアプリが入ってます。

例えば

  • ドコモ版:「dメニュー」や「My docomo」など
  • au版:「auスマートパス」や「auウォレット」など
  • ソフトバンク版:「My SoftBank」など

上記のように最初からキャリア専用のアプリが入っていて中にはアンインストールできない物もあります。

端末はドコモ版だけど、楽天モバイルで使う場合は当然「dメニュー」とか「My docomo」とかは不要ですよね。

キャリアのプリインストールがない端末はある?

プリインストールがない端末がいい!という方は「日本版(国内盤)のSIMフリー」端末がおすすめです。

「日本版SIMフリー」は、日本で売られてるスマホのうち、ドコモやau、ソフトバンクみたいなキャリアを通さずに、メーカーが直接売ってるものです。

例えば、Apple Storeで買えるiPhoneや、ソニーの公式サイトで売ってるXperiaのSIMフリー版などがあります。

国内盤SIMフリー版とキャリア版の違いって何?

国内盤SIMフリー版の特徴は以下です。

  • 最初からSIMロックがない(解除の手間なし)
  • 日本の主要バンドを広くカバー(どれでも柔軟に対応)
  • プリインストールのアプリがない(スッキリ)
  • 割引がないから定価で購入が必要
  • 機種の種類はキャリア版より少ない

上記のようにキャリア版にはないメリットが多いのが国内盤のSIMフリー端末です。

ちなみに、SIMフリー端末はApple StoreのiPhone、GoogleのPixel、ソニーやシャープの一部モデルとか、限られたメーカーからしか出てません(数はキャリア版の半分くらい)。

海外版SIMフリーとは?キャリア版との違いは何?

「海外版SIMフリー」は、日本じゃなくて海外(アメリカ、ヨーロッパ、香港など)で売られてるスマホで、最初からSIMロックがないものです。

キャリア版との違いについても紹介します。

1.電波の得意分野が違う

海外版は、その国の電波に合わせて作られてるため、日本のチャンネル(バンド)と合わない場合があります。

例えば、アメリカ版iPhoneはバンド8はOKだけど、バンド19がないモデルもあります。

すると、ドコモ系の格安SIMだと「地方で電波が弱い」なんてことも起こったりします。

2.日本向け機能がないことも

日本ではおなじみの「おサイフケータイ(Suicaとか)」「ワンセグ(TVが見れる)」が、海外版にはないことが多いです。

例えば、米国版iPhoneはSuicaが使えないモデルもあります。

3.技適マークがない

日本でスマホを使うには「技適マーク」というお墨付きが必要。でも、海外版にはこれがないことがほとんどです。

技適マークがないものについては法律的に電波法違反になる恐れがあります。

↓技適マークの例
スマホの技適マーク
参考:電波利用ポータル|総務省

MEMO

「技適マーク」はスマホの機種によって異なりますが、設定メニューから認証情報を確認できるケースが多いです。

iPhoneでは、「設定」→「一般」→「情報」→「法令に基づく情報」→「認証」で技適マークのチェックが可能です。

Galaxyでは、アプリ一覧画面で[設定]→[端末情報]→[認証情報]で確認できます。

海外版スマホのメリット・デメリット

■海外版のスマホのメリット

  • 安く購入できる場合が多々ある
  • 余計なアプリがなくてスッキリ
  • カメラのシャッター音が鳴らない設定が可能

余計なアプリがないから、自分好みにカスタマイズしやすいのは大きなメリットの1つです。

■海外版のスマホのデメリット

  • 対応バンドの確認が必要
  • おサイフケータイが使えない
  • 保証がない(海外に送らないと修理できない場合も)
  • 法律的に電波法違反になる恐れ
あまり良く分からない方や海外版が心配という方は迷わず国内盤を購入してください。

格安SIM別端末の選び方

前述したように「ドコモ回線の格安SIMならドコモ版じゃないと使えない」ということがありません。

電波のチャンネル(バンド)が合えば、どのキャリア版やSIMフリーでも使えます。

ただ、相性が良い端末を選ぶと「電波バッチリ!速度も快適!」になるから、おすすめを紹介しておきます。

ドコモ回線系の格安SIM(ahamo、IIJmio、mineo Dプランなど)

■おすすめ端末:
ドコモ版: バンド1、3、19にピッタリ対応。地方でも屋内でも安心。SIMロック解除済みを買おう!

■国内版SIMフリー
iPhoneやPixelなら、ドコモのバンドをほぼカバーしてるからGood!

ドコモ版以外でも、バンド19(地方や屋内の強い電波)が使えるならOK

例えば、au版やソフトバンク版でもSIMロック解除済みなら使える端末が多いです。

※対応端末は確認してください。

■ahamo(アハモ)
ahamoの対応端末一覧ページ

■IIJmio
IIJmioの対応端末一覧ページ

■mineo
mineo(マイネオ)の対応端末一覧ページ

au回線系の格安SIM(UQ mobile、mineo Aプランなど)

■おすすめ端末:
au版: バンド1、3、18/26にバッチリ対応。地方でも電波が強い。

■国内版SIMフリー
バンド18/26対応なら問題なし!

au版じゃなくても、バンド18/26が使えるなら大丈夫です。

ドコモ版やソフトバンク版でも解除済みなら使えるけど、通話設定がちょっと面倒な場合あり。

※対応端末は確認してください。

■UQモバイル
UQモバイルの対応端末一覧ページ

ソフトバンク回線系の格安SIM(LINEMO、Y!mobileなど)

■おすすめ端末
ソフトバンク版: バンド1、3、8に最適化されてて、屋内でもバッチリ!

■国内版SIMフリー
バンド8対応なら快適。iPhoneはほぼ全ての機種が利用可能です。

ソフトバンク版以外でも、バンド8(屋内の強い電波)が使えるならOK!

※対応端末は確認してください。

■LINEMO(ラインモ)
LINEMOの動作確認端末ページ

■Y!mobile
Y!mobileの対応端末一覧ページ

楽天モバイル

■おすすめ端末
楽天版: バンド3(自社回線)と18(auローミング)に合ってるから安心。

■国内版SIMフリー
バンド3、18対応ならOK。

楽天版以外でも、バンド3と18が使えれば大丈夫。他キャリア版でも解除済みなら使えるけど、楽天エリア外だとauローミングの電波に注意。

■楽天モバイル
楽天モバイルの対応端末一覧ページ

以上スマホ端末のドコモ版・au版・ソフトバンク版・SIMフリー版の違いについての紹介でした。

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