今回はデュアルSIMのデメリットとメリットを紹介していきます。
初心者にはハードルが高いと勘違いされる方が多いですが、実はデュアルSIMは簡単に導入できてメリットが非常に多いです。
1つ1つ解説していきます。
そもそもデュアルSIMとは?
デュアル、すなわち2つのSIMを格納できるので2つの電話番号が使えます。
例えばドコモとmineoを入れて、簡単な設定変更でSIMの入れ替えができます。
両方のSIMを待ち受け状態にして、片方通話&片方通信ができたりもします。
デュアルSIMのデメリット
デュアルSIMのデメリットは以下の4つですがすべて解決可能です。
- Micro SDカードスロットが使えない
- 通信料金が2社分かかる
- セルスタンバイの消費電力が大きい
- eSIMは機種変更時の手続きが面倒
1.Micro SDカードスロットが使えない
Micro SDカードが使えないのはデメリットです。
デュアルSIMスマホは大きく分けて2つの種類があります。
- タイプ1:SIMカード+SIMカード
- タイプ2:eSIM+SIMカード
以前販売していたAndroidでは2個ともSIMカードを入れるタイプ1が結構あります。
私が以前使っていたSH-M15もタイプ1です。
タイプ1の場合、SIMカードを2枚入れるとMicro SDカードが入りません。
これが1つ目のデメリットです。
ただし最近はクラウドにデータを保存するのが主流なのでクラウド保存であれば特に問題はありません。
iPhoneならiCloudに、AndroidならGoogleドライブに。しかも無料で15GB~無制限保存できるので十分です。
2.通信料金が2社分かかる
2社分の通信料金がかかるのが2つ目のデメリットです。
ただし、2社分の通信量がかかるから必ず高くなるということではありません。
例えばpovo2.0基本料金0円とLINEMO(3GB)990円の組み合わせや、国内通話無料のアプリがある楽天モバイルの組み合わせなど。
結論を言ってしまえば「大手キャリアを使うから高い」だけであって、デュアルSIM自体は賢くプランを選べば安く使えます。
3.セルスタンバイの消費電力が大きい
セルスタンバイの消費電力が大きいのもデメリットです。
ざっくり言うとスマホが通話回線の電波を探し続けてバッテリーがなくなっちゃう現象です。
セルスタンバイ問題が起こる原因(仕組み)は
- データ回線(SMSなし)をスマホにセット
- 通話回線はないのにスマホが電波を探す
- 猛烈に消費電力が上がって電池切れ
つまりデータ回線のみのSIM(SMSなし)が原因です。
ということで、セルスタンバイを起こさないための対策は「音声回線orデータ(SMS付)を利用する」もしくは「セルスタンバイ対策スマホを購入する」で解決できます。
eSIMは機種変更時の手続きが面倒
最後のデメリットはeSIMの機種変更時の手続きです。
確かにSIMカードよりeSIMは少し面倒です。
なぜなら通信設定をスマホのICに書き込んでいるからです。
eSIMとSIMカード時の機種変更時の手順を比較してみると以下のようになります。
■SIMカードで機種変更する場合
- 旧機種からSIMカードを抜く
- 新機種にSIMカードを入れる
- APN設定をする
■eSIMで機種変更する場合
- 旧機種のeSIMプロファイルを消去
- eSIMプロファイル再発行
- 新機種のeSIMに書き込み
- APN設定
上記のようにeSIMの場合は4段階になります。
実は面倒だと思われがちですが、eSIMの場合はプロファイル再発行が追加されただけです。
しかもプロファイルはメールやQRコード発行で早いので、思いのほか簡単で楽なんです。
上記のようにデュアルSIMのデメリットは4つありますが、全て解決可能なデメリットとなるので、あまり心配する必要はありません。
デュアルSIMのメリット
デュアルSIMのメリットは以下5つです。
- スマホ料金を節約できる
- 通信障害発生時に正常なSIMで通信できる
- 海外旅行時に現地のSIMカードを使える
- 音声通話SIMとデータ専用SIMで使い分けができる
- プライベートと仕事(副業)の使い分けができる
スマホ料金を節約できる
前述したように2社分の料金がかかりますが、大手キャリア以外を選択することで安く節約できます。
例えばpovo2.0基本料金0円とLINEMO(3GB)990円の組み合わせや、国内通話無料のアプリがある楽天モバイルの組み合わせなど。
デュアルSIMとは言え、下手に大手キャリアのノーマルプランを使うと途端に割高の料金になりますので、節約するなら大手キャリアを使わないことがポイントです。
- 通信品質の良い格安SIMを契約し
- 必要なデータ量の分だけを
- 2つのプラン(SIM)で実現する
上記ができればデュアルSIMは料金節約になります。
通信障害発生時に正常なSIMで通信できる
通信障害時に正常なSIMが使えるのは超メリットです。
大手キャリアでも通信障害は起こりますし、実際に私が利用していたauでも通信障害が発生しました。
あの時auやUQ mobileも通信不能になりました。
私はUQユーザーですが全く影響ありませんでした。
なぜならデュアルのLINEMO(ソフトバンク回線)で家族に連絡できたからです。
私がおすすめする理由がこれです、万が一の備えとして断然信頼できる対策がデュアルSIMなんです。
もちろん通信障害ではない場合でもデュアルSIMが活躍します。
通信エリアの得意・不得意があるので、その場で電波の状態を見て簡単に切り替えが可能という点もメリットです。
海外旅行時に現地のSIMカードを使える
海外旅行時に現地のSIMもデュアルですぐ使えます。
例えば海外でデータ量を超過してしまったら?シングルSIMの人はそこで終わり、と思うと怖いですね。
準備はスマホをデュアルSIM対応機にするだけでこの不安は完全に解消できます。
音声通話SIMとデータ専用SIMで使い分けができる
デュアルSIMで音声とデータを別にできますので、これで節約をすることができます。
音声SIM+データSIMの例
<音声SIM>
LINEMO /3GB 990円
<データSIM>
IIJmio /20GB 1,650円 ※eSIM
他社大手キャリアであれば7,000円前後かかる費用が2,500円くらいに節約できます。
プライベートと仕事(副業)の使い分けができる
これもデュアルSIMの非常に大きなメリットです。
「プライベート&仕事」とか「本業&副業」などで分けても良いですね!
私は後者の本業&副業で分けるパターンで利用しています。副業開始時に副業用の電話番号は持ってましたが、当時はスマホも2台もってました。
1つのスマホに2つの番号が持てるので使い方は十人十色です。
デュアルSIMにおすすめの組み合わせ
基本的に最善の格安SIMを組み合わせればOKです。
最善の格安SIMとは
- 回線品質が良い(MNO回線)
- 3GB以下料金が格安
- 運営会社の安定度が良い
の3条件を満たしたSIMになります。
3GBが重要なのは全ユーザーの6割が3GB以下だからです。
上記を踏まえておすすめなのが以下3つです。
になります。
ahamoがないのは3GBプランがないからです。
個人的におすすめなのが「LINEMO」。
回線品質の良く、コスパがずば抜けて良いのが理由です。
■LINEMO(ラインモ)公式サイト
⇒https://www.linemo.jp/
以上デュアルSIMのメリット・デメリットの紹介でした。
コメント