今回はSIMとは?という基本的な部分を初心者の方向けに紹介していきます。
SIMとは契約者情報の入ったICカード
SIMカードはよく「SIM」と省略されます。
このカードには契約者の住所、氏名、電話番号、契約プラン等々の個人情報が登録されています。
つまりスマホで通話やインターネットをしたときに「あなた」であることを識別できる情報なのです。
SIMカードの実物のサイズは以下3種類です。
標準sim、Micro sim、nano simと3種類ありますが、最近はほとんどnano simです。
ちなみに私が現在持っている3つの端末も全てnano simです。
実はSIMには上記3サイズどのサイズでも切り出せる「マルチカットSIM」もあります。
↓マルチカットSIM
切り込みが細かく入っており、標準sim、Micro sim、nano simどのサイズでも取り出せます
どのサイズのスマホにも対応できて便利ですが、間違ったサイズで切り出さないように注意が必要です。
SIMはカードスロットに入ってます
次にSIMカードがどこに入っているか?実はスマホの機種ごとに違いますが、以前使っていた2機種を例に画像でご説明します。
最初はiPhone7です。iPhone7は本体の右側面にSIMカードスロットがあります。
スロットの穴をSIMピンで押すとSIMカードがスロットにはまった状態で出てきます。
もし格安SIMを新たに契約したら、自分でスロットを引き出して新しいSIMと入れ替える必要があります。
次はAndroidのAQUOS SENSE2。AQUOS SENSE2(SH-M08)は簡単な構造になっています。
SIMピンがなくても爪でひっかけてSIMが取り出すことができるので、交換の経験がなくても安心です。
※SIMピンを無くしてもAmazonや楽天で数百円で買うことができます。
SIMサイズ確認法はメーカーのスペックを見る
スマホのSIMサイズが知りたいときは、機種メーカーのスペック表を見てください。
私のAQUOS SENSE2もメーカーページでnano simと書いてあります。
参考:https://jp.sharp/products/shm08/spec.html
調べ方としてはGoogleなどで「機種名 SIMサイズ」と検索して調べたらすぐに分かります。
SIMサイズを間違えたらアダプタで解決
もしSIMサイズを間違っても焦らなくて大丈夫です。サイズ変換アダプタを使えば解決できます。
私が持っているアダプタはこんな感じです。
アダプタはnano⇒Micro、nano⇒標準など色々あります。
もしSIMサイズを間違ってしまったらこれを使うのも良い方法です。
SIMロックとは?スマホにカギがかかっている?
SIMロックとは文字通りSIM利用に関してカギがかかった状態です。
海外ではSIMフリーが当たり前なのに、日本の大手キャリアはSIMロックされていました。
ただし、2021年8月に改正された「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」で、2021年10月1日以降に新しく販売されるスマホにSIMロックを設定することが禁止されました。
つまり2021年10月以降に販売された端末はSIMロックはされていません。
もちろん法改定前のスマホを持っている方も必要に応じてSIMロックの解除が可能です。
eSIMは書き換え可能なSIM
最近よく聞くようになったeSIMとは、書き換えができるSIMです。
スマホ内にeSIMチップを持っていないと使えないので比較的新しい機種が対象です。
eSIMのメリットは
- 契約後すぐに設定できる
- 乗り換えが早くて簡単
- SIMを無くす心配がない
という良さがあるもののデメリットとしては
- 機種変更しづらい
- 端末かSIMの異常か調べにくい
という特徴があります。
「手軽で早い」というのはとても良いメリットだと思います。
一方、機種変更のしづらいというのは中のSIMを取り出せないので、他のスマホに挿せないからです。
nano simならSIMフリー端末に入れちゃえばもう機種変完了ですよね。
最近のiPhoneはeSIMが増えてますが、上記の理由で初心者には少しハードル高めです。
デュアルSIMは2種類のSIMを使えるスマホ
デュアル、すなわち2つのSIMを格納できるので1つのスマホで2つの電話番号が使えます。
例えばドコモとmineoを入れて、簡単な設定変更でSIMの入れ替えができます。
例えば通話専用、通信専用で格安SIMを分ける用途で利用したり、両方のSIMを待ち受け状態にして、片方通話&片方通信ができたりもします。
以上格安SIMの基礎知識でした!
- SIMは契約者情報の入ったICカード
- SIMはカードスロットに入っている
- SIMサイズ確認法はメーカーのスペックを見る
- SIMサイズを間違えたらアダプタで解決
- SIMロックはスマホにカギがかかっている
- eSIMは書き換え可能なSIM
- デュアルSIMは2種類のSIMを使えるスマホ
コメント