今回はLINEMOを1年間使用してみての体験談・感想を書いていこうかと思います。
料金は安いのにソフトバンクの高品質な回線を「そのまま」使えるのがLINEMO。
実際に使ってみて、残念だった点、契約前に知っておけば良かったと思う点などをまとめていきます。
LINEMO使ってみて良くなかった点・デメリット
まずは実際に使ってみて改めて感じたデメリットから紹介します。
1.ベストプランは3GB超えると高くなる
LINEMOには「ベストプラン」と「ベストプランV」があって、ベストプランの方は毎月のデータ使用量に応じて料金が2段階で変わる変動制プランとなっています。
子供用に3GBの料金で使わせたいのに、3GB超えてしまうと料金が高くなってしまうわけですね(3GBで強制的にストップするプランが良かった)。

ただ、これには解決策がありました。スマホ側の設定で3GB以内に抑えることができました。
Androidであれば設定した通信量(例えば2.9GBとか)で通知したり、ストップさせる(モバイル通信をOFFにする)設定が可能です。
↓Androidは設定した通信量でモバイル通信をOFFにする設定できる
※iPhoneは設定した通信量で通知はできますが、自動的にモバイル通信OFFにはできません。
この辺は工夫することで何とかなる部分ではあるかなと思います。

2.端末の販売がない(セット割引がない)
一番最初LINEMOにする時に悩んだ点が「端末販売がない」という点です。
端末セットで販売してあれば、わざわざ「使える端末なのか?」と調べてチェックする心配もありませんよね。
当然、端末販売がないので、楽天モバイルとか、IIJmioみたいに、端末とセットの申し込みで端末が割引になったりすることがありません。
スマホなどにあまり詳しくない方の場合だと、
「どの端末選んだらいいの?」
「機種変更の時、どうやって選んだらいい?」
「端末をどこで買えばいいの?」
と思う方もいると思います。
結局LINEMOの「LINEMOの動作確認端末ページ」を見て、対応端末を確認する必要があるわけです。
ただ、LINEMOは端末販売がありませんが、ソフトバンク回線で使える端末はLINEMOで動くので、「ソフトバンクのショップ(オンライン・実店舗)」で端末を購入すると良いです。
もしくはiPhoneならOK(iPhoneはほぼ全機種利用できます)。
もちろん、ソフトバンク以外の端末でも使える機種は多いので、LINEMOの動作確認ページで確認してみてください。

3.ベストプランには無料通話がない
大容量ベストプランV(30GB)には5分無料通話がついてますが、「ベストプラン」には無料の5分通話がありません。オプションです。通話準定額が550円/月(5分/回以内の国内通話が無料)。
ベストプランは3GBを超えると2,070円(税込)になるので、5分無料通話付けた場合、550円を足して2,570円です。
それなら無制限使える「楽天モバイル」でも良くない?となってしまうんですよね。
※楽天モバイルは「Rakuten Link」アプリを使うことで国内通話が無料になります。
↓楽天モバイルも使わない分は安くなる。

ということで、通話オプションつける、付けないはちょっと悩ましい部分です。
個人的にはエリア内であれば楽天モバイルも悪くない選択肢と思います(ポイントもたくさん貯まる)。
4.店舗や電話サポートがない
オンライン専用で店舗がないので、その分料金が安いのはメリットではありますが、いざ、トラブルが発生した時に電話サポートや店舗のサポートがないのはちょっと不安ではあります。
例えばですね、「機種変更した時のデータ移行どうするの?」なんて方も絶対出てくるはずなんですよね。
最近のデータ移行などは全く難しいことはないです(特にiPhone)。
上記のように最近のデータ移行は全く難しくはないのですが、やった事ない方にとっては一大事です。
その点を考えると、心配な方は、店舗数のある、「ワイモバ」や「楽天モバイル」もありかなと思う部分です。
5.家族割引やセット光割がない
LINEMOは料金が安い分、家族割や学割、光のセット割などがありません。
細かいこと言えば、余ったデータ容量の持ち越し(繰越し)などもできません。
私自身は前回のSIMでデータ繰り越しを経験していていたので、その点は物足りなさを感じました。
さらに言えば、2025年8月20日から解約時の事務手数料が3,850円かかるようになってしまいました。
初期費用も月々のプランも安いというのが魅力だったわけですが、ちょっと残念!
LINEMOにして良かった点、メリット
通信回線(電波)が安定していて支障がない
普通の格安SIM会社は、ドコモやau、ソフトバンクから回線を借りて運営している会社です。通称MVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれます。
通常の格安SIM(MVNO)は回線が細いので利用者が増えるとすぐに混雑し、回線速度が落ちてつながらなくなります。
↓通常の格安SIMは昼間や混雑する時間帯に繋がらなくなる。
一方、キャリアの回線をそのまま利用できる「恵まれたプラン」があります(MNO回線)。
そう、「LINEMO(ラインモ)」は料金は安いですが、ソフトバンクの回線をそのまま利用している「MNO回線」なので、通信品質もよく、カバーエリアもソフトバンクと同じです。
↓LINEMOは一日通して通信速度が早い傾向↓
参考:格安SIM比較 / 速度比較
LINEが使い放題なので子供用にもピッタリ
LINEMOはLINEのトークや通話でデータ容量を消費しません(ギガフリー)。
我が家では最初に子供のスマホ用としてLINEMOを契約しましたが、データ容量全部使ってもLINEのトークや通話は使い放題なので、いつでもLINEで連絡が取れるという安心感があります。
また、子供自身もLINE使い放題の特徴を活かして、友達との連絡や通話するなど、データ使用量を抑える工夫をしているので、その点も良かったかなと思う点です。
ちなみに、我が家はWi-Fiあるので、スマホ側の設定で制限して3GB以内に抑えるようにしています。
子供向けのフィルタリングが無料
18歳未満の子供名義でLINEMOの契約はできませんが、親名義で契約し、使用人として子供を登録することができます。
18歳未満の使用者を登録すると、無料のフィルタリングサービスが付いてきます。
格安SIMの中にはフィルタリングが有料で毎月料金が発生する所もありますが、LINEMOは無料です。
LINEMOでは使用者を子供(18歳未満)にする場合には3種類のフィルタリングサービスが「無料」で利用できるようになっています。
- あんしんフィルター(iPhone用)
- ファミリーリンク(Android用)
- ウェブ安心サービス(iPhone、Android用)

例えばLINEMOで使える「ファミリーリンク」であれば子供に持たせるスマホ端末を保護者のスマホで管理できます。
■無料のファミリーリンクでできること
- 子供のスマホ端末の使用時間を制限できる
- 子供が使用できるアプリを制限できる
- 子供が閲覧できるウェブサイトを制限できる
- 子供のアクティビティ情報を監視できる
- 子供の位置の情報を確認できる

※iPhoneの「スクリーンタイム」でも同じように制限できます。
料金が安い
LINEMOの一番の魅力は、ソフトバンクの回線を「そのまま」使える(MNO回線)なのに料金が安いという点ですね。
また、契約期間(縛り)がありませんので、もし気に入らなくてもすぐに解約や乗り換えができます。
子供の初めてのSIMとしてもおすすめです。
- ソフトバンクの高品質な通信回線を「そのまま」利用できる
- シンプルな料金プランで3GBが990円とコスパ◎
- LINEのトークも通話もデータ通信量を消費しない(LINE使い放題)
- 解約料0円、2年縛りなしでいつでも解約OK
- 子供用のフィルタリングオプションが無料
LINEMO以外におすすめのSIM
これまで書いてきたように、ソフトバンクの回線を「そのまま」使え、LINEも使い放題で料金も安いLINEMO。
格安SIMの中でもLINEMOのようにキャリアの高品質な回線を使える恵まれたプランが他にもあります。
初めて格安SIMを使うなら上記プランが有力です。
上記には入れてませんが、「楽天モバイル」も自社の回線を利用しているのでMNO回線となります。
回線の品質や電波には賛否ありますが、プラチナバンド始動で回線の品質はよくなっていくことが予想されますので、楽天モバイルという選択肢もありです。
同じエリアで楽天モバイル利用している方がいれば使用感を確認しておくと良いでしょう。
■楽天モバイル ※最大14,000ポイント特典
⇒通常よりも断然お得な三木谷社長キャンペーンはこちら
1.楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」
楽天モバイルはとにかく料金が安く、3GBまでなら毎月1,078円(税込)!
スマホ側で3GBを超えないように設定しておけば一番安く済ませることができます。
家族割や子ども割もあり、楽天ポイントも貯まる上、楽天市場での買い物もポイント5倍となります。
端末セットでの割引もあるため、iPhoneもAndroidも安く購入できます。
データ使用量が少なければ料金は安くなりますし、専用アプリ「Rakuten LINK」で国内通話が無料になるので普段使いには必要十分です。
↓Rakuten LINKを使うと国内通話が無料になります。
また、契約期間は決まってない(縛りはない)ので、いつ解約しても違約金などはかかりません。
端末セットで端末が安く購入できますし、子供用であれば「最強子どもプラン(12歳まで)」「最強青春プログラム(22歳まで)」で安くなるのでおすすめです。
- 最強こどもプログラム(12歳まで):毎月最大440ポイント還元
- 最強青春プログラム(22歳まで):毎月110ポイント還元
楽天モバイルの電波は改善してきているので、近所の利用者などがいるならその地域での電波状況を聞いてみると良いでしょう。
POINT
- プラチナバンド始動で通信品質の改善が期待できる
- 3GBまでなら毎月1,078円(税込)!プランがシンプルで安い
- 家族割や最強青春プランと組み合わせてさらに安くなる
- 人口カバー率99%(基地局がどんどん増えてる)
- 端末がセットで安く購入できる(iPhoneも安い)
- 専用アプリRakuten Link利用で国内通話料金が無料
- 楽天ポイントが貯まる(楽天市場でポイント5倍)
- 契約料0円、事務手数料も無料
楽天モバイルは三木谷社長のキャンペーンページからの申し込みがお得です(終了してたらすみません!)。
三木谷社長のキャンペーンページから申し込みをすると、他社から乗り換えは14,000ポイント、新規は7,000ポイントもらえます。
※通常のキャンペーンよりもお得!

2.ahamo
通常の格安SIM(MVNO)とは違って、高品質なドコモ回線が「そのまま」使える上にデータ容量30GB、大盛りオプションなら110GBが低価格で使えるのが魅力ですね。
データ通信量を大量に使う学生さんにも人気です。
ahamoもドコモ回線を使うので、基本的に速度は同じ。
理論上「優先度」が若干低い(混雑時の帯域制御の可能性)と言われますが、実測ではほとんど差がないです。
↓混み合う時間帯も速度は落ちない
参考:格安SIM比較 / 速度比較
一方で混雑する電車内や駅周辺では、通信速度が大きく低下(重い)という声もあります。
ahamoの電波が悪い(重い)というのは、ahamo自体の問題ではなく、ドコモの利用者が集中するエリアでパケット通信が渋滞して、速度が低下するパケ詰まりが起因していることが多いようです。
ahamo大盛りのオプションを付けると月+1,980円で110GB(合計4,950円)まで使えます。

ahamo回線は、ドコモの「みんなドコモ割」の割引対象外となりますが、家族回線の人数カウントには含まれます。
例えば、3人家族で1人がドコモからahamoにプラン変更した場合、残りの2人のドコモ回線には、3回線分の割引が引き続き適用されます。


3.ワイモバイル
ワイモバイルはLINEMOや楽天モバイルと比較すると料金高めなのですが、各種割引で安くなります。
特に家族割だと2人目以降が1,078円(4GB)で利用できます。
こちらもソフトバンク回線をそのまま利用できるので、速度(電波)も良好です。
店舗サポートが安心ですし、家族割やおうち割(光セット)、paypayカード割など割引も充実しているので、家族での利用がおすすめです。。
また、余ったデータの繰越しできるのも地味にありがたいです。
- ソフトバンクの高品質な通信回線を「そのまま」利用できる
- おうち割(光セット)やpaypayカード割など割引が充実
- 全国に約2,500店舗のリアル店舗
- LYPプレミアム会員特典が無料
- データ繰り越し対応
店舗で相談したい人、家族で格安SIMに移行したい人の選択肢の1つです。

■ワイモバイル ※最大15,000円相当のpaypayキャンペーンあり
⇒https://www.ymobile.jp/
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